初めに
卒業おめでとうございます。
皆さんにとって、この卒業はとても意義深いものだと思います。
なぜならば、中学を卒業するということは、住み慣れた島での暮らしからも愛する家族や親しいひと達からも離れ、新天地での生活のスタートの始まりでもあるからです。
生まれ島を離れ、都会(大きな島)での暮らしを想うと、「希望」と「不安」が交錯しているのではないでしょうか。
希望の光は、多くの人がちからを合わせると一段と輝きます。
不安の影は、多くの人が気持ちを添えると消えてなくなります。
どんな時にも、どんな場所にも皆さんを陰ながら応援している存在があることを信じてください。
『十五の春応援カード2013』は、そんな皆さんの一年間に、そっと寄り添う気持ちのカードです。
ひとつひとつは、小さな小さな応援(サービス)かもしれませんが、明るく楽しい新生活の一助になれば幸いです。
『小さな声でがんばれがんばれ』(これは、書籍「ウミンチュの娘」より)の気持ちです。
平成25年3月5日
一般社団法人おきなわ離島応援団
理事長 今井 恒子(石垣島生まれ:ウミンチュの娘)
昨年の暮れ、一本の電話がかかってきた。
見慣れない番号に躊躇(ちゅうちょ)しながら受話器を握った。すると、それは“チャンスの神様”からの電話であった。用件をお聞きすると、琉球新報のコラム「南風」に半年間執筆するチャンスを与えてくださるとおっしゃった。
「あっ、予感が的中した!」驚きと興奮で頭の中がごちゃ混ぜになりながら「がんばります!」と即答した。
嘘のような話だが、1年前「南風」コラムを読んでいたら、記事枠がふわりと宙に浮き上がってきた。そのとき、「いつか、南風コラムを書くときがくる」と直感したのだ。
神人(カミンチュ)のようなサーダカイ(霊感が強い)生まれでもないが、ときどき直観力が働き、それが現実となるから不思議である。・・・続く
(全文は↓)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-146187-storytopic-64.html
旧暦5月4日は、海のお祭り「ハーリー」が行われる。
わが生まれ島、石垣島も島を挙げての大イベント「海神祭」に向け、海人たちがサバニに乗り込み競漕(きょうそう)練習を始め、応援部隊の漁業婦人部連は太鼓や踊りに励んでいる。
1年に一度、小さな漁港に大勢の見物客が押し寄せ、そのにぎわいに幼い子供たちも「肝(ちむ)どんどん」興奮した。
地元漁師やその家族はお祭りの準備に追われ、隣近所からお酒が届き、かまぼこ、ラフティー、ごぼうまき、食べきれないほどたくさんのごちそうが並んだ。
伝統的なハーリー服を身にまとい舟を漕(こ)ぐ勇壮な海人たち、鳴り響く太鼓の音や、パーランクーに負けじと「ありっ! ありっ!」声を張り上げ…続く
(全文は↓)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-144685-storytopic-13.html